代表挨拶
親子三代にわたり、建設設備工事業を営んできた高山工業所。
三代目の私は土木学部を卒業しすぐには高山工業所に入社いたしませんでした。
まずは社会を学び、広く建設業を学ぼうと、建設会社に入社。
直接工事を請負い、住宅、ビル、マンションの施工等に携わっていました。
私の仕事は現場監督。現場がしっかりと進むように監理をするのと同時に、お客様と職人さんを繋ぎ、間違いのないものを作るのが仕事でした。
工事の度にお客様と打ち合わせをし、直接お客様の笑顔を見ることができ、その仕事に大変満足していました。
しかし、私の親の体調が悪くなったのをきっかけに仕事をやめ、高山工業所に入社することを決意いたしました。
今から19年前、私が30歳の時のことです。
この頃の高山工業所は空調・水道等の大規模な工事を元請さんから請け負って仕事をしていました。
瑞穂区の地下鉄の工事や、競技場の工事等大規模で直接お客様のお顔を見て仕事をすることはほとんどありませんでした。
仕事は順調、しかし、お客様のお顔が見れない仕事に、少しの寂しさを感じていました。
私が高山工業所に入社し、少したった頃、ちょうど元請の設備会社から給湯器やガス部門に力を入れていくというお話を頂きました。私たち高山工業所は今後の事も考えて、小さな仕事も請け負うようになりました。
ありがたいことに、マンションのお風呂や給湯器から床暖房工事まで、たくさんのお仕事を頂き、
高山工業所が小さな工事も請け負う事を知った知人の会社からも多数お仕事を頂けるようになってまいりました。
学校を卒業し、学んだ建設業を一般のお客様にもっともっと生かしていけたら・・
その想いがようやく叶ってきたのです。
あの頃の様に、お客様の顔をみてする仕事はとても幸せなひと時です。
もっとお客様の近くで、お客様のお悩みを聞いて、お客様の夢を叶えたい・・
ビルやマンションに比べて、大きさ的には一戸建て住宅は小さいかもしれませんが、
お客様の想いはとても大きなものだということを、高山工業所に入る前に
知ってしまったからこそ・・・
キレイなリフォームをすると言うことはプロとして当たり前のことです。
もっと大事なことはお客様の大きな要望から小さな想いまでしっかり汲み取って、それをカタチとしてご提供するということです。
私が高山工業所に入社した当時は地下鉄等の大きな仕事がほとんどだったのが、今や住宅リフォームが高山工業所のお仕事の半分以上を占めています。
中間マージンがないことでお客様のコストも負担できますし、直接お客様に私たちの技術がご提供できる喜びを噛み締めつつ、
基本を徹底的に守り、どんな仕事も安心して任せることの出来る高山工業所の自慢の職人たちと共に・・・
今後も床暖房工事を始め、お客様の住まいの小さなお悩みまで解決できるような、街のかかりつけのお医者さんのような地域のリフォーム会社でありたいと願います。
高山工業所 代表取締役 高山 英司